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04 · カード

カードを書いてもらう

AI エージェントにカードを作らせ、復習中に気づいた誤りを直させるまでの輪。アプリはこの輪の中で読む係です。

このページの中身

アプリから渡すプロンプト(iOS)

iOS 版の設定 →「使い方(カードの書式・AIに作ってもらう)」に、AI エージェントに渡すプロンプトを組み立てる欄があります。学びたいテーマを入れてコピーし、お使いの AI エージェントに貼るだけです。

プロンプトには書式そのものは書き写さず、仕様書を読ませる指示が入っています(書き写すと、アプリの出荷サイクルでしか直せない写しが増えて必ず古くなるため)。いちばん短い始め方は、紹介ページの一文を AI エージェントに渡すことです。AI が手順書を読み、カードを書いて Anchor Cloud に置くところまで進めます(はじめかた)。GitHub への書き込み権限を持つ AI エージェントなら、GitHub にコミットまで頼むこともできます。

同じプロンプトは、分野を増やしたいときにも何度でも使えます。

この画面は iOS 版だけにあります。Mac / Android から始めるときは、書式の仕様書(英語・正本)か、このドキュメントのカードの書式を AI エージェントに読ませてください。

書式の一式は公開しています。

SPEC.md書式の正本(英語)。アプリ3つと検査ツールが従っている定義
examples/書式に沿ったカードの実例。AI は仕様書より実例から書式を学びます
templates/vault の一番上に置く AGENTS.md / CLAUDE.md の雛形
lint/vault を検査するツール
skills/ · commands/コーディング用の AI エージェントから使うスキルとコマンド
Issues書式への提案・不具合の受け口

vault の作り方

Anchor Cloud の保管庫は、AI エージェントかアプリが作ります(はじめかた)。ここでは中身の決まりと、GitHub に置くときの作り方をまとめます。

  • GitHub に置くとき、リポジトリは公開・非公開どちらでも構いません(非公開のほうが普通です)
  • カードは1つ以上のディレクトリの中に置きます。置き場所は自由で、デッキは deck: が決めます
  • vault の一番上に AGENTS.md / CLAUDE.md を置き、「カードの書式はこの仕様書に従う」と書いておくと、次に別の AI エージェントが触るときも書式を読み直してくれます(雛形をそのまま使えます)
  • 市販教材の OCR や音声のような端末に落としたくない素材は _references/ のように _ で始まるディレクトリに入れます。同期の対象外になります

よいカードの書き方

書式が通ることと、覚え直しに効くことは別です。指針は7つです。

  • 1枚が問うのは1つだけ。 答えが独立した半分に割れるなら、それは2枚です。id と履歴が付く前に決めます
  • まとめて言えないと意味がない集合は、裏がその集合である1枚にします。単体で思い出せる事実は1枚ずつにし、共通の前提は ask: false のカードに置いて参照します
  • 参照は、同じ文が3枚以上に必要なときだけ使います
  • 表はそれだけで答えられる形にします。「標準偏差」は題目、「標準偏差は平均だけでは分からない何を教えるか」が問いです
  • 出典は補足に書きます。 辿れない事実は確かめられません
  • 本文は学ぶ言語で書きます。英語なのはキーとマーカーだけです
  • 問いの中身を変えるのは新しいカードです。新しい id を作り、古いファイルは人が消します

検査で落として直させる

vault は機械で検査できます(lint・規則はカードの書式)。エラーが1件でもあれば終了コード 1 で落ちるので、「AI が書く → 検査が落ちる → AI が直す」の輪を、アプリを開かずに CI の中だけで回せます。

カードがテキストであることの利点がそのまま出る部分です。バイナリ形式のカードでは、中身を CI で検査できません。

復習中に気づいた誤りを直す

学習中に「この説明はおかしい」と思ったら、その場で直しに回せます。

  1. 復習画面またはカード画面のコピーを押す(渡されるのはカードの ID だけです)
  2. iPad / Mac の Split View で隣に置いた AI エージェントに貼る
  3. AI エージェントが同じ vault を開き、その id のカードを直す(GitHub なら PR にする)
  4. GitHub なら変更(PR)タブで直った本文を読み、問題なければマージする
  5. 次の同期で手元に降りてくる

Anchor Cloud では、API を呼べる AI エージェントならそのまま直せます。チャットの AI なら、直したカードを同じ id・同じ deck で書き直してもらい、アプリに貼れば上書きされます(学習の記録は残る)。貼り付けではカードの削除・別デッキへの移動はできません。

なぜ本文ではなく ID だけなのか。 隣の AI エージェントは同じ vault を読めるので、どの札かさえ言えれば本文は向こうで引けます。全文を貼ると、貼った側と手元のどちらが新しいか分からなくなり、古い本文を直させることが起きます。

まとめて渡す

  • さがすタブの「苦手をまとめてAIに渡す」:忘れた回数の多い順に最大10枚を、本文と出典パス付きでまとめてコピーします(iOS / Mac)
  • セッションを終えた直後の「このセッションをAIに共有」:その日つまずいたカードだけをまとめて渡します(iOS)
  • 同期のたびにアプリが data/insights.json(弱点の一覧)を置き場へ書き出すので、クリップボードを使わなくても、AI エージェントが vault を読むだけで「いま何が苦手か」を分かります

まとめて渡すときだけは本文が付きます(まとめて直させるには本文が要るため)。参照は展開せず、参照先のカードを別ブロックで添えます。直す先が別のファイルだからです。展開して1枚に混ぜると、AI エージェントが「参照先の本文を問題カードに書き足す」直し方をしてしまい、1か所にまとめてある意味が消えます。

このページは Anchor Cards の公開版の仕様書です。アプリの挙動と食い違いを見つけたらお問い合わせからお知らせください。